2022.03.01
現場 

建て方。

3月1日大安。棟梁根岸さんはじめ総勢5人+クレーン1人で建て方をお願いしました。暖かい上天気に恵まれました。

足場の2面にシートを張り、クレーン車が到着して開始を待ちます。

私の出身地、群馬県から来た杉材を主に、土台と化粧柱には桧を使用しています。以前に設計した家を建てていただいた富岡市の岡田木材さんから納品された木材を、吉貞さんでプレカットと一部手加工をしてもらいました。こちらの細かい要望にもお応えいただき、安心して進めることができました。一階の柱はあっという間に出来上がり。

5本の跳ね出し梁だけは、無垢材では強度が確保できず集成材LVLを使用しています。105×450mmの大きな断面で1590mmの跳ね出し部分をがっしり支えます。

梁が組みあがると、すぐに二階の床を作ります。ボンドを回して釘で留めていき、みるみる床が張れていきます。

狭い上に電線が混みあっていて、クレーンの操作はかなり大変そうですが、とても上手にやってくれました。

二階床より上の材料は急遽当日納品に変更してもらい、直接できたばかりの床面に下ろします。吉貞さんの配送の方は万一にも遅れないように5時半には現場近くに着いていたそうで、5時間以上待つことになってしまいました。頭が下がります。一階同様二階の柱もあっという間に立ちました。一階、二階とも階高(床~床の高さ)2.4mと低く抑えています。

小屋裏の梁が完成。この梁は完成時にほとんどそのまま見えてきます。木目の綺麗なしっかりした材料を選んでくれています。

15時くらいに棟木が上がりました。やや面倒な部分があったので面積の割に時間がかかりましたが、プレカットの精度も良くて十分余裕を持って作業完了です。あとは夕方まで、できる限り屋根組みを進めてもらいます。

棟梁根岸さんが酒、頭(かしら)楠さんが米、施主の我が奥さんが塩、で四方をお清め。簡単な上棟式をして無事に建て方完了です。