2022.04.15
現場 

階段工事。

ついに中盤のヤマ場と思い楽しみにしていた鉄骨階段の設置です。相模原の石田鉄工所さんにお願いしました。鉄骨はササラ・段板共にスチールの9mmを加工しています。地下から小屋裏まで繋がる手摺はφ25.4のスチールパイプをφ19.1で固定します。

最上部にウインチを設置し、上から順番にビスで留めていきます。廻り階段にしていないので、製作も施工もシンプルです。踊り場はスノコになっており大工さんが施工してくれています。ごく一般的な杉の間柱30×120×4000を工場で二つに割いて削り、29×57の長尺材にして現場に納品されたものを、現場手加工でスノコ状のパネルを作り四方ビス止めで設置されています。図面では逃げを見て他の方法で描いたのですが、大工さんが逃げゼロの納まりを提案してくれ、たった一人で納めてくれました。

三人で来てくれました。たった5段とはいえスチール9mmの鉄骨階段は相当な重さです。取り付けてしまうと軽やかに見えますが、大変な作業です。

最後に手すりを現場溶接で取り付けて完成です。この後塗装をして木の段板を固定していきます。厚さ9mmあるのでこのままでも人が載ってたわむ程ではないのですが、工事現場では重いものを持って載ることもあるので、木の段板が設置されるまでは中央に載らないようにガニ股で昇降します。