2024.09.12
現場
建て方。
東尾久Nさんの家、いよいよ建て方です。ほぼ一日でコンクリートだけだった場所に突然立体が組みあがる、最も華のある工程です。道路・電線・近隣家屋の関係でクレーンの振り回しができないので、今回は全て手揚げです。素人ではとても持てない重さの無垢材を少人数でどんどん組んでいきます。
広いバイクガレージのある家です。柱は杉の無垢材120角と二本の桧210角で構成しています。準耐火建築物にしなければならないので、基本的には不燃材で被覆するため、せっかくの木組みが見えなくなるのが残念です。桧の二本だけは、燃えしろ設計という、木の燃えた面自体が中心を保護するという考えで、そのまま見せることができます。
二階の木組み。柱に渡した梁は、構造計算に入っていない化粧材のため、これもそのまま見せることができます。法規の中で木造らしさを出したいのと、いろいろ吊ったり引っ掛けたりして楽しい使い方をしてくれることを期待しています。これから年末には完成なので、ゆっくりしてはいられない工期。みなさまよろしくお願いします。